PARADISE BOOKSとは?

PARADISE BOOKSは移動図書館です。本と出会えるチル&フリースペースを提供します。
楽園のような場所に立ち現れては消えていく不思議な図書館。
2016年野外シーズンから本格始動予定。ただいま鋭意準備中です。

日本の野外イベントに
もっとチル&フリースペースを作りたい

PARADISE BOOKS主催のじろけんと申します。
今までカメラマンとして10年以上、国内外・大小様々な野外イベントやお祭りを撮影してきました。
海外のフェスティバルや日本でもフジロックなどのビッグパーティにはフードエリアの近くに誰でも使える大きなテントなどがあり、そこで自由にご飯を食べたりコーヒーやお酒を飲んだり、おしゃべりを楽しむことが出来たりします。また、音楽が中心のイベントでもそれ以外のコンテンツが充実しており、サーカスや移動遊園地のようなものまで楽しめるイベントもあります。
日本の野外イベントでも、もっとそういう自由な空間や音楽以外のコンテンツがあってもいいのではと思いPARADISE BOOKSを始めることにしました。


2005年 バーニングマン アメリカ
会場中心にあるセンターキャンプ。


センターキャンプでは人々が交流できる空間になっています。
イベント会場で仲良くなった人を自分達のテントスペースに呼ぶと椅子が足りなくなって座れなくて困ったりとかよくありますが、誰でも自由に使える広いスペースがあると自然と人々の交流が生まれます。


バーニングマンではセンターキャンプ以外にも様々な個性的なテントやコンテンツが作られていて誰でも自由に利用できます。写真のテントはハンモックテント。砂漠という過酷な環境下で紫外線や雨風を防いで休むことができます。


2006年 Soulclipse Festival トルコ
初日の雹や落雷により、メインステージの崩壊から始まった皆既日食フェスティバル。
多くのテントが浸水してしまい、居場所がない人々を受け入れる場としてフリースペースが活躍しました。


2012年 Eclipse 2012 オーストラリア
こちらのテントではジャムセッションを楽しんでいます。


遊び疲れた人々が休めるスペース。楽器を弾いたり、絵を描いてる人もいます。
日本では宿泊は会場外のホテルや民宿で過ごすようなスタイルも増えてきてますが、そういう人たちの前線基地としてフリースペースがあってもいいかもしれません。


チルアウト出来るギャラリースペース。

本を売るより本の読めるチルアウト空間を作りたい

今まで下北沢のブックカフェ「気流舎」の共同運営に関わってきました。
お店では本を買ったり、お茶やお酒を飲みながら本を読むことが出来ます。
気流舎として何度かクラブや野外イベントでの出店を経験しましたが、野外イベントでは本を売るよりも本を自由に読めるチルアウト空間を作る方が面白いのではと考えるようになりました。
最近では騒音問題などで夜は音を止めるイベントも増えてきました。そういう時間や雨などの悪天候時に楽しめるコンテンツを考えることもこれからの野外イベントには必要かもしれません。
また音楽以外のコンテンツを増やすことでお客さんの間口を広げることにもプラスになると思います。
最近では野外イベントでも読書をする人の姿をみかけることも増えてきました。


ブックカフェ「気流舎」 下北沢


こだわりのコーヒー、スパイスを砕くとこから作るチャイ、魅惑のアブサンなど飲み物を飲みながら本を読むことが出来ます。


読書会や音楽イベントやトークイベント、ワークショップなども開催しています。


2014年 DAIKANYAMA UNIT / SALOON / UNICE 10th ANNIVERSARY PARTY
ゲストが23 SKIDOO、DON LETTSということで下北沢DISC SHOP ZEROさんにも協力してもらいUKカルチャー中心のセレクトで気流舎も出店しました。


2014年 ビオキッズ 2014 羽根木公園
肩の力を抜いて、オトナもコドモもハッピーになれる外遊びの素晴らしさを伝えたいという思いから始まった「ビオキッズ」。大人も子供も楽しめるセレクトで気流舎も出店しました。


2015年 rural 2015 新潟
自然の中での読書は開放的な気持ち良さがあります。


2015年 Last Summer Trip 15' 八丈島
野外イベントに家族で来てキャンプ生活を中心に楽しむという人も増えてきました。

移動図書館バスと子供の頃の思い出

我が家は母方の家系が代々本屋でおばあちゃんの家に泊まりに行くと閉店後の本屋から好きな本を寝室に持っていて読むことが出来ました。
また実家の庭が広かった為、本屋さん関係のつながりで絵本を積んだ移動図書館バスがよく実家に駐車されていて、たくさんの絵本と出会うことが出来ました。
当時はよく分かっていませんでしたが、今思うと本と出会える恵まれた環境だったなと思います。
最近は同世代の友達が子供を連れてイベントに来ることも増えてきました。
そんな子供たちにも自分と同じように沢山の本の中から自分で好きな本を見つける楽しさを知ってほしいなと思います。
PARADISE BOOKSではたくさんの絵本も取り揃えています。
去年3度行ったイベントでのテスト出店では絵本コーナーが子供たちに大好評でした。
日本の野外イベントも若い頃遊んでただ消費されるものではなく、古くから行われているお祭りのように、子供を連れてきたり、歳をとってからも遊びに来れるようなカルチャーへと時間をかけて成長すればいいなと思います。


実家の庭と移動図書館バス。


子供たちに人気の絵本コーナー。


子供に絵本を読み聞かせる姿も見受けられました。


2015年 郡上おどり 岐阜
お盆の4日間は朝まで踊り続ける徹夜踊りで知られる郡上おどり。
地域に深く根ざし、子供からお年寄りまで楽しめる日本の祭りは一つの理想的な形だと思います。

本のセレクトについて

ジャンルにとらわれることなく様々な本をセレクトしています。
音楽、写真集、画集、アートブック、雑誌、ZINE、漫画、絵本、エッセイ、旅、etc…
ただ野外イベントという限られた時間内で読めるように長編小説のようなものよりもビジュアルで楽しめるものを多めに取り揃えています。
聴覚だけでなく視覚で遊ぶ楽しさも提案していきたいと思っています。
また、今遊んでいるカルチャーがどういう歴史を経て今の形になったかなど教科書にはのらないような歴史を、次の世代にも共有できればいいなと思います。
経験は重要ですがそれだけでは伝わらない部分を本でフォローできればと思います。
また、海外からきたお客さんにも日本のカルチャーを知ってもらう為、浮世絵や春画などの日本の古い文化に関する本からVICEで取り上げられるような現在進行形のエッジのきいたカルチャーに関する本まで取り揃えています。
イベントごとにそのイベント趣旨に合った本のセレクトを心掛けます。
他の本屋さんや出版社とのコラボレーションなども可能です。
また将来的には誰でもオススメの本を持ち寄ってシェア出来るシステムも考えています。


Sunset The MARINAでのテスト出店。


ザ・シェアリングでのテスト出店。


テスト出店ではアーティストやオーガナイザーなど関係者にもお願いして本を持ってきてもらって、オススメ本コーナーを作りました。そうすることによって人々の価値観の共有、相互理解を目指します。


Sunset The MARINAではDJのCalmさんに持ってきていただいた「地球のレッスン」とちょうどPARADISE BOOKSで持ってきていた「自然のレッスン」を並べるところから本棚を構成してみました。こういう化学反応が起きるのも楽しみの一つです。

テントについて

本を扱う以上、雨風に強いのは絶対条件です。
また昼間の暑い時間帯に快適に過ごせるように風を通せる仕組みも重要です。
あとは寒い時期の為にストーブが使えるともっといいですね。
様々なテントを調べた結果、現在ベルテントの購入を検討しています。
5m x5mまたは6m x 6mとサイズも大きめなのでヨガ、楽器の演奏、ワークショップなど他の用途とのコラボレーションも可能です。


グランピングにも使われています。


横幕を外せば風を通すことができます。


照明灯るとまた印象が変わります。

今年から色々な野外イベントに参加できればと思っております。
何かご不明な点やご相談などございましたらお気軽にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

PARADISE BOOKS


info@paradisebooks.jp